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昭和幻燈館
- category : 青梅市
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2008/2/29 金曜日 18:18:27
JR青梅駅正面の道を突き当たった通り、シネマチックロード。
このシネマチックロードには、昭和に公開された映画の看板が通りを彩っています。
こうした映画の看板を数多く手がけた絵師・久保板観さんの作品と、
映画やコマーシャルで美術やジオラマ作家として知られる山本高樹さんの
作品を集めて展示しているのが、昭和幻燈館です。
昭和幻燈館にかかっていた看板の作品は、『ある愛の詩』。
恋愛映画として人気があるだけでなく、エンディングからつながる手法を流行らせた
回想ではじまる冒頭シーンなど、演出面においてもエポックメイキングな作品でした。
また、フランシス・レイによる美しい旋律のテーマが悲恋の名曲として
多くの人に知られています。
館内には久保さんが手がけた看板と、山本さんのジオラマ作品群でいっぱい。
久保さんがこれまでに描いてきた映画看板の枚数は、三千枚を超えるといわれます。
題材が実写であるにも関わらず、写真ではなく一枚の絵という表現手段で
その作品の魅力を的確に表し、伝えることができる数少ない絵師です。
江戸川乱歩の小説『押絵と旅する男』に登場する12階建ての建造物、凌雲閣。
凌雲閣は関東大震災で倒壊するまで、浅草に実在したランドマークです。
そんな凌雲閣を舞台とし、美女を気球でさらうという破天荒な作戦に慌てふためく
警官たちをあざ笑うかのような、怪人二十面相の表情が思い浮かんできそう。
永井荷風『墨東奇譚』の舞台を再現した街並。
グレーのスーツを着て橋を渡っている男性は永井荷風その人。
山本さんのジオラマは小さいながら間近で見ると、
どれもスケール感あふれる作りです。
神保町の書店街より。
本の一冊一冊まで丁寧に作り込まれているのが分かりますね。
なお、この博物館の名称はTBS系列『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』やフジテレビ
『世にも奇妙な物語』の演出、また『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』の
テレビドラマ企画など、演出家・小説家・プロデューサーとその多才ぶりをいかんなく
発揮した故・久世光彦さんのエッセー『昭和幻燈館』に由来しているのだそうです。
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